周年記念事業が持つ一つの側面について考えてみます。
これまで、新たな成長へと踏み出すためのスタートラインとしての周年記念事業の役割に何度か触れていますが、
実はそれ以上に深い力が秘められていると思います。大袈裟ですが…笑
これから会社が進むべき方向性、会社が社内外に伝えたいメッセージをただ打ち出すだけではなく、
それを定着させ、企業としての存在価値を根付かせることが重要です。
目指すべき姿を定め、将来像を明確化する….
周年記念事業は、進べき道を共有するための絶好の機会になります。
皆さんの会社が、長年にわたって積み重ねてきた実績は、数字や受注件数だけでは測ることはできません。
現場で汗を流してきた社員たちの努力、地域社会との交流を通じて育まれてきた信頼、そして顧客から
寄せられた感謝の言葉の数々。
そうした積み重ねで今があるはずです。
それらは、断片的な記憶や各部署の資料として散在しているかもしれない。
しかし、周年記念を契機にこれらの要素をひとつの物語としてまとめ直せば、単なる回顧録ではなく、
物語になります。
そして、その物語は、これからもずっと続きます。
それこそが、会社の進むべき方向だと思います。